一棟貸しの予約は約3分の2が5人以上|人数別の予約金額とグループ予約の受け入れ方【タビルモ自社データ分析】

コテージや貸別荘、ヴィラなど、一棟貸しの宿には、何人のグループが泊まりに来ることが多いのでしょうか。また、人数によって予約金額はどのくらい変わるのでしょうか。

一棟貸し専門の予約サイトTABILMO(タビルモ)で、2025年9月〜2026年8月にチェックインした予約を集計しました。その結果、5人以上のグループによる予約が全体の約3分の2を占めていました。また、同じ宿の中で比べると、10人以上の予約は1〜4人の予約に比べて、1泊あたりの予約金額が約1.8倍になっていました。

この記事では、集計の結果とその読み方に加えて、一棟貸しの宿や貸別荘のオーナーがグループ予約を受け入れるために準備できることを解説します。

一棟貸しの予約は、約3分の2が5人以上のグループ

人数帯別の予約の割合。5人以上が66.2%

TABILMO経由の予約を人数帯別に分けると、最も多かったのは「5〜9人」で51.1%でした。「10人以上」の15.1%と合わせると、5人以上のグループによる予約が66.2%を占めています。

人数帯予約の割合
1〜2人8.2%
3〜4人25.6%
5〜9人51.1%
10人以上15.1%

1〜2人での予約は1割に届きませんでした。TABILMO経由の予約では、一棟貸しの宿はグループで泊まる宿としてよく使われていることがわかります。

TABILMOで2026年8月に最も探された検索条件を集計した「一棟貸しで最も探された検索条件ランキング【2026年夏】」でも、「大人数」は5位に入っていました。宿を探す段階でも、実際に予約する段階でも、グループでの利用が中心になっています。

なお、地方別に見ると、東海は関東より1予約あたり約1.3人多くなりました。

10人以上の予約は、件数では15%、予約金額では約4分の1

人数帯別の件数と予約金額の割合。10人以上は件数15.1%・予約金額24.2%

10人以上の予約は、件数では全体の15.1%ですが、予約金額の合計に占める割合では24.2%と、約4分の1になりました。5人以上で見ると、件数の66.2%に対し、予約金額では77.7%を占めています。

人数帯件数の割合予約金額の割合1泊あたりの予約金額(中央値)
1〜2人8.2%4.3%約3.3万円
3〜4人25.6%18.0%約4.6万円
5〜9人51.1%53.5%約6.8万円
10人以上15.1%24.2%約10.4万円

1泊あたりの予約金額の中央値は、1〜2人の予約では約3.3万円、10人以上の予約では約10.4万円でした。

※中央値:金額を小さい順に並べたときにちょうど真ん中にくる値のことで、一部の高額な予約に引っ張られにくいのが特長。

同じ宿で比べると、10人以上の予約は1泊あたりの予約金額が約1.8倍

1〜4人の予約を基準にした、1泊あたりの予約金額の比。10人以上は約1.8倍

宿によって広さや料金は違うため、同じ宿の中で、少人数の予約と大人数の予約を比べました。

比較1泊あたりの予約金額(1〜4人の予約との比)予約金額が上がっていた宿の割合
5〜9人の予約約1.3倍87.6%
10人以上の予約約1.8倍93.4%

同じ宿でも、10人以上の予約では1泊あたりの予約金額が1〜4人の予約の約1.8倍になっていました。10人以上の予約があった宿のうち、9割以上で予約金額が上がっています。

10人以上の予約があった宿は、約3軒に1軒

期間中に宿泊があった宿のうち、10人以上の予約が1件以上入った宿は約35%で、およそ3軒に1軒でした。大人数の予約は、一部の宿だけに限られたものではないことがわかります。

誰と泊まった? 最も多いのは「友達と」で約3分の2

予約時に「誰と泊まるか」を回答した予約を見ると、「友達と」が65.1%で最も多く、「家族と」が22.9%で続きました。

誰と泊まったか割合
友達と65.1%
家族と22.9%
職場の人と5.6%
パートナーと4.7%
合宿で1.6%

※予約時に回答があった予約での割合

友達どうしのグループ旅行が、一棟貸しの宿の予約の中心になっています。

季節による差は小さく、どの季節も5人以上の予約が中心

季節ごとに5人以上の予約の割合を見ると、どの季節も6割半ば〜7割で、大きな差はありませんでした。

季節5人以上の予約の割合10人以上の予約の割合
秋(9〜11月)68.9%18.2%
冬(12〜2月)70.1%17.0%
春(3〜5月)66.8%16.3%
夏(6〜8月)64.1%13.1%

ただし、10人以上の予約の割合は、夏がほかの季節よりやや低くなっていました。夏は3〜4人の予約の割合が高く(夏は27.9%、ほかの季節は20〜25%)、「家族と」の回答も多くなっていました。夏休みに家族での旅行が増えることが影響していると考えられます。

夏休みのシーズン以外でも、グループでの予約が中心であることは変わりません。オフシーズンの集客を考えるときも、グループ向けの打ち出し方が基本になります。

グループ予約を受け入れるために、オーナーが準備できること

グループ予約を受け入れる準備

ここからは、今回のデータをもとに、一棟貸しの宿のオーナーがグループ予約を受け入れるために見直しておきたいポイントを紹介します。

泊まれる人数と寝具の数を、正確に掲載する

探された検索条件で「大人数」が5位に入ったように、人数を条件に宿を探す人は多いです。施設ページの最大宿泊人数、ベッドや布団の数、駐車できる台数がそろっていないと、比較の段階で候補から外れてしまうことがあります。

特に寝具は、「ベッド4台+布団6組」のように内訳まで書いておくと、誰がどこで寝るかを幹事がイメージしやすくなります。駐車場は、グループが車を何台かに分けて来ることも多いため、台数を明記しておきましょう。

人数に応じた料金設定にする

同じ宿でも、人数が多い予約ほど1泊あたりの予約金額は大きくなっていました。料金を「1棟あたりの基本料金」と「基準の人数を超えた人数ぶんの追加料金」に分けておくと、少人数の予約と大人数の予約の両方に対応しやすくなります。

清掃費を宿泊料金に含めるか、別に請求するかも、あわせて決めておきましょう。料金設定の考え方は「民泊の料金相場と適正料金の決め方」で詳しく解説しています。

受け入れる人数の上限を、法令と設備から確認する

泊まれる人数の上限は、寝具の数だけでなく、法令でも決まっています。

  • 住宅宿泊事業(民泊新法)の届出で営業する場合は、居室の床面積を宿泊者1人あたり3.3㎡以上確保することが求められます(厚生労働省関係住宅宿泊事業法施行規則)。
  • 旅館業の簡易宿所の許可で営業する場合は、客室の延床面積が33㎡以上(宿泊者の数を10人未満として許可を申請する場合は、3.3㎡にその人数を掛けた面積以上)であることが求められます(旅館業法施行令第1条第2項第1号)。

自治体の条例で、さらに基準が加えられている場合もあります。受け入れる人数を増やす前に、届出や許可を出した自治体・保健所に確認してください。

また、必要な消防設備は、建物の使い方や規模によって変わります。詳しくは「民泊の消防設備の費用と選び方」をご覧ください。

グループならではのトラブルに備える

人数が多い予約では、夜の話し声やバーベキューの音、ゴミの量、予約した人数を超えての宿泊といったトラブルに注意が必要です。静かにしてほしい時間帯、ゴミの分け方と出し方、宿泊できる人数を、ハウスルールとして予約の前に伝えておきましょう。

近隣とのトラブルの事例と対策は「民泊トラブル事例まとめ」で紹介しています。

グループで過ごす場面を、写真と紹介文で伝える

誰と泊まったかの回答では「友達と」が約3分の2でした。全員が集まれるリビングやダイニング、バーベキューのスペースなど、グループで過ごす場面が伝わる写真を用意しておくと、幹事が仲間に宿を共有するときにも魅力が伝わりやすくなります。

写真の撮り方は「民泊の写真の撮り方」で解説しています。

TABILMOで、グループで泊まれる宿を探す人に見つけてもらう

一棟貸し専門予約サイトTABILMO(タビルモ)
TABILMOの検索ページ(例)

TABILMOは、貸別荘・コテージ・古民家など、一棟貸しの宿を専門に扱う予約サイトです。「大人数」「バーベキュー」など、グループ旅行で重視される条件で宿を探せるため、グループで泊まれる宿を探している人に見つけてもらいやすいのが特長です。

一棟貸しの宿の集客にお悩みのオーナー様は、TABILMOへの掲載をご検討ください。

調査概要

  • 調査対象:TABILMO経由で予約され、宿泊が確認された予約
  • 対象期間:2025年9月1日〜2026年8月31日(チェックイン日)
  • データ時点:2026年10月23日
  • 人数は乳幼児を含みます
  • 予約金額は税込で、TABILMOの手数料を差し引く前の金額です

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