【虫刺され対策と対処法】ブヨ(ブユ・ブト)に刺されたら!?

「ブヨ」は小さな昆虫ですが噛まれると完治に数週間かかることもあります。ブヨはどんな虫で、ブヨに刺されたら?ブヨに刺される前にどんな対策をすればいいのか?正しい対処法や対策法を知って、安心して快適な時間を過ごしましょう。

蚊よりもかゆいブヨ(ブユ・ブト)って?

出典:wikipedia

本格的なアウトドアシーンに突入する夏場は、暑さ対策はもちろんのこと「虫刺され対策」にも気をつけなければなりません。特に「ブヨ」は体質によってはかゆいだけでなく、腫れや熱の症状を引き起こすなど重い症状に悩まされるケースもあり、出来れば刺されてしまう前に何とか対策をしたいものです。

 

ブヨ(ブユ・ブト)について

ブヨは、山やキャンプ場によくいる虫です。ある地域では「ブヨ」と呼ばれることもあれば、正式名称の「ブユ」、関西地方では「ブト」と呼ばれています。ハエの仲間のブヨの体長は3㎜~5㎜ほどと、ハエの半分以下の大きさしかない小さな虫です。ブヨと同じく山で遭遇しやすい蚊やハエといった虫の場合、羽音がするので近寄ってきたことに気づくこともありますが、ブヨの場合はとても小さく羽音もしないので、気づかないうちに近づいてきて刺されてしまうことが多いです。

 

ブヨ(ブユ・ブト)に刺されたときの症状

ブヨは吸血タイプの虫で、人の皮膚を噛み切って吸血します。噛まれたときはチクッとした痛みがある人もいれば、噛み跡が残る程度で噛まれたことに気づかない人もいます。体質によっては強いかゆみや痛みを伴い、症状が数週間続くこともあります。

 

  •  痛み・かゆみ

ブヨに刺されると「かゆみ」や「痛み」を伴います。ブヨに噛まれた部位は出血点が残り、体質によっては激しいかゆみや腫れといったアレルギー性の症状を見せます。手や足首などを刺されたときに、アレルギー症状が広がって足や腕まで腫れてしまうこともあります。

 

  • 発熱

ブヨに刺されると「発熱」を伴うことがあります。皮膚を噛まれた瞬間にチクッとした痛みを感じ、それから数時間、あるいは翌日以降に刺された患部が腫れてきて、ひどい場合は高熱が出る人もいます。

 

  • 刺され跡

アレルギー性の症状でかゆみがあると、ついつい刺された箇所を指や爪で強くかいてしまいがちです。ブヨなどの虫に刺された部位はかきすぎが原因で傷ができ、そこから細菌感染を起こして炎症がひどくなることがあります。炎症性の色素沈着を起こすと、刺され傷やかき傷跡が残って消えにくくなってしまいます。

 

ブヨ(ブユ・ブト)に刺されやすい場所や時期

  • ブヨに刺されやすい場所

ブヨの幼虫は水のきれいな川や渓流沿いに生息します。キャンプ場の近くに水がきれいな渓流や草場があったら、ブヨが生息していて遭遇する確率が高いです。

 

  • ブヨに刺されやすい時期

ブヨが発生する時期は、3月から10月頃までです。特に動きが活発になるのが「梅雨の時期から9月」です。春と秋は時間帯に関係なく、湿度が高い日や気温が低いときにブヨが発生します。

夏場は日差しの強い炎天下にはあまり発生しませんが、気温が低くなってくる朝夕にかけて活発に動き始めます。朝夕の涼しい時間帯はキャンパーにとっても過ごしやすい時間帯ですが、それはブヨにとっても同じなので刺されないように注意が必要です。

 

ブヨ(ブユ・ブト)に刺されやすい条件

  • 湿度

ブヨは「湿度の高い日」を好み、動きが活発になります。湿度が高いという条件を満たしていれば、時間帯や晴れ曇りに関係なくブヨが発生します。梅雨の時期や雨が降っているときにもブヨは活動を続けるので注意しましょう。

 

  • うっ血している部位

人の皮膚を噛み切り出血させた血を吸うブヨは「うっ血している部位」を狙う傾向にあります。特に足首は長時間立ちっぱなし、座りっぱなしの時や、短めの靴下で圧迫されると血液が溜まりうっ血しやすいので要注意です。

ブヨ(ブユ・ブト)に刺されやすい人に特徴はある?

現在「ブヨに刺されやすい人の特徴」という情報はあまり出回っていないようです。

そのため「蚊に刺されやすい人の特徴」をご紹介します。ある程度似通った部分も出てくると思われるため、参考程度に覚えておいてください。蚊に刺されるのも嫌ですしね。

それでは蚊に刺されやすい人の特徴の7つを紹介します。

  1. 暗い色の服を着ている
  2. わがままボディ
  3. 汗をかいている
  4. 血液型がO型
  5. 体温が高い
  6. CO2(二酸化炭素)を多く出している
  7. 動いている

はい。筆者は全て当てはまります。
さらに筆者は色黒なので、よく刺されます。

皆様もピンとくる点があれば、対策をしたうえでおでかけをすることをおすすめします。

 

ブヨ(ブユ・ブト)に刺されたときの対処法

ブヨに刺されたときは症状の悪化を防ぎ、傷跡を残さないためにも、ブヨに刺された後の対処法やケアがとても大切です。

 

刺された位置から毒素を絞って洗う

刺された直後はすぐに刺された位置を絞って洗い流します。絞り洗い流すことで、毒素を体外に排出する効果が期待できます。刺された患部を指で強くつまんで毒素を絞り出し、きれいな水で洗い流します。

他にも、毒素を絞り出すにはポイズンリムーバーを使う方法があります。ポイズンリムーバーは毒素を絞り出す器具です。痛みも少なく、手軽に使えて便利なアイテムです。

 

冷やすのではなく、温める

毒素を絞り出して傷口を洗ったら、かゆみの症状が出る前に患部を温めますブヨの毒素は熱に弱いという特性があります。冷やすのではなく温めることで毒素を分解でき、かゆみや腫れの症状が軽減されることがあります。43℃以上のお湯で濡らしたタオル、またはシャワーを30分以上かけ続けて患部を温めます。

 

むやみにかきむしらない

ブヨに刺されたときは蚊よりもかゆみの症状が強烈です。かゆいからといって無闇にかきむしってしまえば、症状が悪化して痛みを伴うこともあり、完全に治るまでに時間がかかる場合もあります。二次感染により症状が悪化すれば傷跡が残る原因になるので、なるべくかかないことが大切です。

 

虫刺され用の薬を塗る

ブヨに刺されると体質によってはアレルギー性の強いかゆみを伴います。ブヨに刺された場合に備えて、かゆみを抑える効果が期待できるステロイド系の外用薬を持参することをおすすめします。

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病院へ行く

応急処置をしても症状が和らがない、症状が長引いている、ひどく腫れて熱をもっているような場合は速やかに病院を受診しましょう。症状が悪化すると完治までに時間がかかってしまう場合もあるからです。

下のURLで病院でgoogleマップで「病院」と検索した状態のページが開けます。
お急ぎの場合はご利用ください。

https://www.google.com/maps/search/病院/

ブヨの虫刺されを放置するとどうなる?

普段はあまり虫に刺されることが無い方は、たかが虫刺されと思ってしまい放置してしまうこともあるかもしれません。

しかし、日中に自分が起きている時は平気でも、夜に寝ているうちに無意識に掻きむしってしまうことがあります。

掻きむしって傷がつくと、溶血性連鎖球菌や黄色ブドウ球菌などの伝染性のとびひになることがあります。

筆者はアトピー体質で、長期間かゆみを放置したことがありますが、しばらく痒みがひきませんでした。皆様にはしっかりと対処されることをおすすめします。

ブヨ(ブユ・ブト)に刺されないための対策

キャンプやグランピングなど、アウトドアで遊ぶにはブヨなどの虫は避けては通れません。
なので、対策をしっかり行うことでせっかくの旅行を最後まで楽しむことができます。
小さなことですが、しっかり対策をしてお出かけしましょう。

長袖・長ズボンを着用する

ブヨは夏場の気温が低くなる朝や夕方に動き出します。昼間は半袖や短パンでも、朝晩は長袖・長ズボンを着用してブヨに刺されないための対策が必要です。足首の周辺や腕が刺されやすいので、靴下も長めのものを選ぶと良いでしょう。

 

虫よけスプレーを使う

虫よけスプレーはブヨの忌避に効くタイプのものを選びます。水遊びをしたり、汗をかいたりすると効果が落ちてしまうので、虫よけスプレーはこまめに塗り直しましょう

 

明るい色の服を着用する

ブヨは暗い色に集まる習性があります。服装を選ぶときはイエローやオレンジなど明るく薄めの色を選び、ブヨを寄せつけないことが大切です。

 

蚊取り線香を使う

虫よけスプレーの効果よりは下がりますが、アブや蚊などの忌避に一定の効果を見込める強力な防虫線香などもあります。

 

ハッカ油を使う

ブヨはハッカ油の香りが苦手です。強い虫よけスプレーの使用は避けたい方は、ハッカ油を使ってブヨ対策用のハッカ油スプレーを自作するのも良いでしょう。

  

ブヨ(ブユ・ブト)以外に山で注意すべき虫

山では、ブヨの他にも注意すべき虫がいろいろいます。

山では遭遇する蚊は時間帯を問わず活動していますが、特に夜に動きが旺盛になるので注意が必要です。

  • アブ

ブヨよりもさらに小さなアブに刺されると痛みがあり、その後に腫れやかゆみの症状がでます。ブヨと同じ吸血タイプで、きれいな川や渓流に多く発生します。

  • ハチ

ハチを見つけたら近寄らず、ゆっくりとその場を離れます。暗い色に寄ってくる習性があるので、薄く明るい色の服装を選ぶとよいでしょう。

 

万全なブヨ対策をしてアウトドアを快適に楽しもう!

自然のなかで楽しむキャンプやBBQなどのアウトドアシーンでは、どうしてもブヨなどの虫に遭遇することはありますが、正しい対策をとれば遭遇率を減らすことはできます。万が一に備えてブヨに刺されたときの応急処置法を身につけ、しっかり対策をしてアウトドアを快適に楽しみましょう!

 

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